初めてのリモート葬儀。進め方や費用相場、訃報の連絡方法まで解説します

リモート葬儀は葬儀会場に実際に出掛けなくても、オンラインを通して参加することが出来ます。葬儀会場からライブ配信で遠く離れた場所にいる方もオンライン葬儀に参加することが可能です。
通常の葬式費用に比べると、費用も安くなるというメリットがあります。
ごく少人数でおこなった場合は、家族葬ぐらいの費用が相場でしょう。
そこでお葬式の進め方や費用相場、訃報の連絡方法について解説しますので、参考にしてみてください。

葬儀社が提示するリモート葬儀は、オンラインでの事前相談に始まり、通常のお通夜と同様に開式、僧侶による読経、弔辞弔電、お焼香、閉式という流れで進行していく。参列者は香典や供物をキャッシュレスで事前決済し、読経の様子をライブ配信で見ながら参列するのだ。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/278617

オンライン通夜までの流れとは?

通常の葬式と比べると、リモート葬儀は様々な手続きなどが簡潔化されて行われます。通常は葬儀の参列が当日行われ、身内などの故人の関係者が葬儀に参列するという形で行われますが、オンラインでネットを通じて行われます。
リモート葬儀の進め方は、まずは葬儀会社で相談をし、申し込みを行わなければなりません。
故人が亡くなった後は、医師による死亡診断書が発行され、区役所に7日以内に死亡届を提出します。死亡届が区役所で受理された後、火葬許可証が発行されます。
葬儀会社によっては、こうした事務手続きを葬儀会社が代行してくれるケースもありますので、事情があって、自分達で行えない時は葬儀会社に依頼するとよいかもしれません。
葬儀案内は葬儀会社がすべて行ってくれます。
お通夜は開式や僧侶による読経、弔辞弔電やお焼香、閉式という形で進行していきます。
オンライン葬儀では、香典はオンラインで送り、お通夜をライブ中継でそれぞれの場所で見ることが可能です。

葬儀当日の流れについて

葬儀当日は、通常のお葬式と同じような流れで告別式が葬式会場で行われます。納棺を行った後は火葬へと向かいます。
開式と僧侶による読経が行われ、弔辞弔電とお焼香、式中初七日と閉式、出棺と火葬、収骨が行われます。
オンライン葬儀は、高齢者の参列やコロナなどの感染症などの問題で、実際の葬儀に参加出来ない方のために、葬儀もネットを通してオンラインでライブ配信されます。
特に故人が感染症が原因で亡くなった場合だと、参加者が感染してしまうリスクもあるため、こうしたオンライン葬儀が行われるケースも増えてきています。
葬儀当日の精進落としについては、自宅や別の会場を設けてオンラインで参加者同士が繋がりながら、行われることもありますし、人数が多い場合は感染症対策のために省かれることもあるかもしれません。
通常の葬儀と比べるとなんとなく味気ないような感じもしますが、葬儀会社の方が代行して丁寧に行ってくれますので、オンライン中継で様子を見守ることが出来るでしょう。

オンライン会食を行う場合もあります

感染症が流行している時期だと、身内同士が集まって会食を行うのがためらわれることもあるかもしれません。
通夜の場合は通夜振る舞い、葬儀のときには精進落としが行われますが、オンライン葬儀の場合は省くことも出来ます。
しかしどうしても、通常のお葬式と同じように会食はしたいということもあるかもしれません。
こうした場合は、少人数で感染症対策をしている会場で行ったり、参加者それぞれが自宅でオンライン食事をすることも出来ます。
オンライン会食のための仕出し弁当などを、それぞれの自宅に届けるというサービスもありますので、こうしたサービスを利用するのもよいです。
オンライン会食を行うメリットは、故人の思い出話などを遠くに離れた身内同士でネットを通しながら話し合うことが出来ることです。
リモート葬儀はただでさえ味気なくなってしまいそうですが、離れた場所でオンライン会食をすることによって、故人の思い出などを話すことが出来ますので、本当の意味で故人を偲ぶことができるのではないでしょうか。
自宅だとラフな格好をしてしまいそうですが、場にふさわしいものにされるとよいでしょう。

訃報の連絡方法とリモート葬儀費用について

訃報の連絡方法とリモート葬儀費用について

通常の葬儀では訃報の案内は電話や葉書を使って行われます。しかしリモート葬儀の場合はオンライン葬儀サービスで、メールで訃報の一斉送信を行うことが可能です。メールでの返信がない方の場合は、念のため電話での確認をしておくとよいでしょう。
連絡についても、葬儀会社がまとめて行ってくれるサービスがあります。
リモート葬儀費用ですが、一般的な葬儀の場合は70万から150万ぐらいが相場ですが、家族葬で小さく行う場合は50万円から100万円ほどで行うことが可能です。
葬儀会社にもよりますが、一般的な葬儀費用に比べると安く抑えられそうです。
オプションで故人のメモリアルアルバムや動画などのサービス料がかかることもありますので、こうしたオプションをつけるかどうかも遺族で決めておくとよいでしょう。
オンライン葬儀に関しては、対応している業者とそうではない業者があります。
あらかじめ、どのくらいの費用がかかるかについてはきちんと見積りを出してもらいましょう。
1社だけではなく、数社に見積り依頼をしてもらってから依頼するかどうかを決めるとよいです。

まとめ

事情があり、通常の葬儀をあげることが出来ない場合はリモート葬儀を行うことが可能です。会食もオンラインで行うことが出来ます。ネット配信を利用して葬儀会場を中継することによって離れた場所にいてもリモート葬儀に参加することが可能です。
訃報連絡は業者が行ってくれますし、費用は通常の葬儀に比べると若干低めですが、オプションでサービスを利用すると高くなってしまうこともあります。見積り依頼は数社でおこないましょう。

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