最近の「ペット葬」事情と参列マナー！ビーフジャーキーを副葬品に…

ペットは大変可愛いものです。その愛くるしさには毎日癒されます。しかし、いつかは別れる時が来ます。長年過ごしてきたペットとの別れは寂しいものがあります。ペットが亡くなった時にふと考えるのがその葬儀についてです。どの様な葬儀を行ったら良いのか、ペットの葬儀の際には何か特別な事をしないといけないのか、その際にはマナーなど有るのかという事が気になります。ここではその様な事の紹介を行います。

ペット葬儀を行なう際の流れ

ペット葬儀の際の流れはおよそ人間のものと同じです。一番完全なケースでは、人間の葬儀の場合のように通夜の後の告別式が行われた後に火葬されるという段取りになります。多くの場合にはペット葬の場合には通夜が省略される事があります。自分のペットと最後の一晩が過ごしたいという方もおられますから通夜を行なわれる方もおられます。どのように過ごしたいかはご家族の考え方次第です。
人間の葬儀の場合と異なるところとして、多くの場合には参列者が多数あることはありません。基本的には関係したご家族だけが参列ということになります。この様な際には葬儀の形式などというのもはっきりと決まっているものではありません。ごく簡単に済まされる場合もあります。最後の火葬についても場合によっては土葬で行うということもあります。ただし、その際には保健所との相談が必要となります。墓地についてはペット専用のものもありますので予め調べておくと良いでしょう。

一般的なお寺の墓地や霊園では、人とペットを同じお墓に入ることを禁じている場合が多いのが現状です。
仏教の「人と動物は根本的に異なる」という考え方から由来しているのが理由ですが、キリスト教の墓地であっても同じ規則になっている場合が多く、ペットをご家族と同じお墓に入れることは難しいと認識しておいた方が良いでしょう。

https://www.chuo-a.ac.jp/anilab/learn/1404/

ペット葬で通夜を過ごす際

ペット葬儀で通夜を行う人は現在少ないのですが、もしベッド葬儀で通夜を行いたいという場合であれば2通りの方法があります。一つは自宅でペットとの通夜を過ごすというものです。その際に気をつけなければならないのは、暑い時期であれば死体が腐乱しますので氷やドライアイスなどで遺体を冷やしておくということが必要になるという事です。もう一つはペット葬儀社にお願いするという方法です。ペット葬儀社では、通夜の際の様々の段取りなどを行ってくれます。必要であれば、お坊さんの手配なども行ってくれます。気になるのが、通夜の際の服装のマナーです。先程の家の中で行うということであれば、服装については特に気にする必要はありません。ペット葬儀社に頼んで、お坊さんが来てくれる場合には人間の葬儀の場合と同様に準備をしましょう。ペット葬の費用としては、自分たちだけで行うのであれば仏具代やお供え代などの経費だけです。ペット葬儀社に頼むのであれば規定がありますので、それにしたがって支払えばいいということになります。その際、お坊さんへのお布施が料金に入っている場合があります。しかし、気持ちで払いたいというのであれば3000円から5000円をお渡しすれば良いでしょう。

ペット葬で行なう告別式

告別式の場合も、自分たちで行うかペット葬儀社に頼むかということで様子が変わってきます。最も簡単なのが自分たちで行うというものです。その際には、告別式の流れなどに関しては形式ばらず自分達が良いと思われるやり方で良いでしょう。ペット葬儀社に告別式を依頼する場合には、更に2つの方法があります。一つは自宅にペット葬儀社の人に来てもらって色々な段取りを行ってもらうというやり方です。この方法をとる方はあまりおられないのですが、そのような場合には人間の葬儀の場合とほぼ同様の手順で行われることになります。もう一つの選択肢としては、ペット葬儀社に行って告別式を行うという方法です。このような場合、告別式と火葬とかセットになっている場合があります。料金は、ペット葬儀社の料金規定などがありますからそれを十分予め調べておく必要があります。服装のマナーについては、自宅で自分たちだけで行うのであれば特別に気を使う必要はありません。ペット葬儀社で行うのであれば、人間の葬儀の場合と同様にブラックスーツを着るのが良いでしょう。

ペット葬での火葬について

告別式が終わって、ペットを葬る際にはどのくらい時間をかけても良いかということがあります。多くの場合には、遺体の腐敗が進まないように低温に保つということを行なった上で、長くても5日ということが一般的です。この方法については三つの方法があります。最も簡単な方法としては、人間の場合にはないのですが合同火葬と呼ばれるものがあります。多くのペットたちを一緒にするという方法です。この場合には、ペットの遺体を持って行って際にすぐに行ってくれるという事ではないこともあります。更に別の方法として個別一任火葬があります。合同葬儀とは違い、一体一体個別に行ってくれます。その際には遺骨を家族のもとに返すかしないかということを選択できます。最後になりますが、最も人間の場合と近いのが個別立会い火葬です。人間の場合と同様に、お骨を家族で回収することができます。これらの料金については、最初の合同のものが一番安く最後の個別立会いのものが一番高いものとなりますが、およそ1万円から5万円の範囲となります。

まとめ

ここまで述べてきたように、ペットの葬儀に関しては自宅で行うかペット葬儀社で行うかなどによって行ない方が大きく異なります。火葬の方式などは、ご家族のご意向が最も大切かと思いますので、あらかじめベッド葬儀社との打ち合わせが必要になります。火葬まで終わった際、その後の遺骨をどうするかということについても様々なタイプがあります。お墓を作って入れるという場合もあれば自然に散骨をすると良いような場合もあります。